FC2ブログ
 

Fukushima・福島ツーリング(10/7・8) 1日目 (追補版)

Fukushima・福島ツーリング(10/7・8) 1日目 (追補版)

DSCN8862.jpg

ETC深夜割引を利用するため、4時前に高崎ICにゴットオン。

星空の北関東自動車道を東へと進み、友部JCTで夜明けの常磐自動車道に乗り換えて北上、いわき勿来ICで早朝の福島へランディング。約3時間の高速移動終了しました。




DSCN8863.jpg

小名浜の港。快晴の空の下、青い海が眩しいです。

7年前の3月12日、いわき市でも半数以上の住民が避難したと聞きましたが、ここも同様だったのでしょうか?




DSCN8868.jpg
こんな時間に営業していた食堂を見つけて、迷わずピットイン。朝からマグロ漬け丼で景気づけ!




DSCN8873.jpg

三崎公園の展望台へ登ると、太平洋が一望の元。








DSCN8880.jpg



DSCN8879.jpg




DSCN8881.jpg

海沿いを走って塩屋崎へ。海の無い群馬県人には効きすぎる素晴らしい海の景色です。灯台にも登ってみましたが…怖くてテラスには出られませんでした。いつの間にこんな高所恐怖症になってしまったんでしょう?我ながら情けないですが仕方ありません。



181007siriyazaki.jpg



DSCN8876.jpg




181007siriyazaki2.jpg

灯台への立つ岬のたもとには、美空ひばりの記念碑が。この記念碑は、あの7年前の大津波にも耐えてて残ったものだそうです。
それにしても、今日は暑いです。福島県の天気予報は晴れ、最高気温は30度越えが予想されています。メッシュジャケットを着てきて大正解。

今回、線量計を持参しました。高崎では約0.03μ㏜/hくらいですが、ここでは0.128。だいたい4倍程度です。




DSCN8888.jpg
国道6号。

帰還困難区域の通行止めを示す掲示板が出てきました。

あの日、原発から逃れるための自動車で、この道は延々渋滞したと聞きました。




DSCN8892.jpg


DSCN8894.jpg

久ノ浜の秋葉神社。
大津波を被ったのにもかかわらず、鳥居が倒されただけで本殿は残った奇跡の神社と説明板にありました。なるほど、周りは更地や新しい建物ばかりなのに神社は無傷です。
「大地震が起きたら大津波が来る。直ぐ逃げろ、高台へ。一度逃げたら絶対戻るな。」

祈念碑に赤字で刻まれたその言葉からは、教訓を後世に確実につなごうとする強い気持ちが強烈に伝わってきます。



DSCN8897.jpg
更に国道6号を北上しました。
休館中の道の駅「ならは」。道の駅が警察の臨時庁舎なんて、事態が未だ尋常でないことを象徴しているようです。




DSCN8911.jpg


DSCN8905.jpg


DSCN8900.jpg

常磐線「たつた駅」の駅前に行ってみました。

あの忌まわしい原発事故の1年半後に、ここを訪れたことがあります。その時は、人っ子一人いないゴーストタウンとなっていました。駅舎も閉ざされ、線路も錆びだらけでした。それに比べれば、駅前にタクシーが客待ちしてたり、常磐線が動いていたり、新しい店ができていたり、復興が進んできた様子が伺えましたが・・・。





DSCN8908.jpg



DSCN8902 (2)

でも、避難解除後も戻らない方も多いようです。空き家(それは大抵、地震で建物がゆがんだまま)もあちこちに目立ちました。「除染が進んだから戻れます。」と言われても、そう単純な問題ではないだろうことは、私にも分かります。






DSCN8915.jpg

ツーリングマップルに「破壊された堤防越しに東電第二原発を見る。」と記されている場所に行ってみました。こんな頑丈そうなコンクリートの堤防を破壊するなんて、地震と津波の威力は恐ろしいものです。

そういえば、福島第一原発は双葉町と大熊町の間、第二は富岡町と楢葉町と、ともに二つの町の境界線上にあるのを不思議に思っていましたが・・・。どちらか一方に建てると、他方から反対運動が起こりやすいからだと聞きました。なるほど、東電ってどこまでずる賢いというか、姑息というか・・・。




DSCN8919.jpg

そして、こちらは建設途中の新しい大堤防。高さは4~5mでしょうか。見上げるほどの高さです。無論、向こうにある青い海は見えません。



DSCN8920.jpg

除染土をいれたフレコンバッグはたいてい黒いですが、それが大量に野積みされているのは見栄えが悪いということでしょうか?緑色の厚そうなシートを被せてありました。いったいあのまま何十年(いや何百年か)放置すれば、無害になるのでしょうか。



DSCN8922.jpg

富岡町までやってきました。
あと少しで二輪車通行止めの区域。さすがに空間線量もこの数字に。




DSCN8924.jpg


DSCN8926.jpg

放置されていたホームセンター。地面の上に線量計を置いてみると、やはり高い値が出てしまいます。




DSCN8927.jpg

更に6号線を進むと、いよいよバイク通行止めに。

箱で覆われている車は可だけども、人体が露出する二輪車や徒歩は不可、というのがいかにも生々しいですね。車の場合でも、窓を閉めて空調は内気循環モードにして走って下さいとあれば、いよいよ気持ち悪い・・・。



DSCN8929.jpg


DSCN8939 (2)

ここから先は帰還困難区域。人間が住むことのできない土地です。

この日本にそんな場所ができてしまったなんて・・・恐ろしいことです。しかも、その事実がほとんど報道されていないことに不気味さを感じます・・・。

警備員さんに停められUターンを促されました。防護服も来ていませんが大丈夫ですか?





DSCN8935.jpg



DSCN8937.jpg



DSCN8938.jpg

両脇には、あの日を境に打ち捨てられた店が並んでいます。

あの日というのは、もちろん地震の日ではありません。次の日、フクイチが水素爆発を起こした日です。



DSCN8936.jpg

線量計の値は1.647μ㏜/h! この値は、高崎の約50倍。

低線量被ばくが人体に及ぼす影響については諸説あるようですが、影響を過少評価したがる国が「帰還困難」と指定しているのですから、実際はかなり危険な数値と考えていいのではないでしょうか。もちろん私もマスクは着用していますし、長居は無用、Uターンしてそそくさと戻りました。





県道112号から36、国道399号と、帰還困難区域の縁を走って大きく迂回していくと・・・。


DSCN8940.jpg

恐らく2度と子どもの声の響かない学校・・・。


DSCN8947.jpg

捨てられた、捨てざるを得なかった家屋・・・。


DSCN8946.jpg

道路を境に、帰還困難区域側は荒地、反対側には刈り取りを待つ田。

画一的、機械的な線引き・・・。

この辺りの稲作は、去年から復活したそうです。



DSCN8949.jpg

スクリーニング場。



DSCN8950.jpg

一瞬チラッと見えました・・・恐らくあれがフクイチ、福島第一原子力発電所では・・・。



DSCN8952.jpg



DSCN8954.jpg

国道399号は葛尾村の先で通行止め。引き返して県道50号を西に進みました。



DSCN8953.jpg

道端に積まれたフレコンバッグ。




DSCN8956.jpg

高めの数値を示す線量計。

現在3000ほどある環境省設置の線量計も、順次撤去される方針だそうです。なぜ?



DSCN8957.jpg
刈り取りを待つ稲とその向こう積まれたフレコンバッグ。

それでも、以前よりフレコンバッグが減ったような感じがします。聞いてみると、中間貯蔵施設に運んでいるためだそうです。中間貯蔵施設はフクイチの周辺に。あくまで中間です。最終ではありません。最後はどこへ持っていくのだろう?



途中に寄ったガソリンスタンドは、おばあちゃんが一人で営業を続けていました。避難生活を栃木で過ごしていた時、よく群馬にも行ったとのことで、私の群馬ナンバーを見て話しかけてくれました。事故発生時の恐怖、避難生活のつらさ、故郷を失った悲しみを、とつとつと話してくれました。
東京電力と原子力ムラの人たちを決して許せないし、原発の再稼働は絶対にしてはならないと、改めて強く思います。





DSCN8963.jpg

さて、そろそろ本日もエピローグ。

今宵はここ、市営あだたら高原キャンプ場。安達太良山の裾という好立地。御覧の通りの開放的なサイト。しかも無料とは素晴らしい。しかし惜しむらくは非水洗のトイレです。まあ、タダなのに文句は言えませんが。




181007dakeonsen.jpg

テント設営後、二本松市にて食料の買い出しをし、岳温泉でのんびりと湯に浸かりました。



DSCN8969.jpg




テントに戻り、さあ夕食。おっとここでトラブル発生!なんとご飯を炊いているうちに、ガス欠に・・・。なんと、中味のほとんど入っていないボンベを持ってきてしまったらしいです。おかげ生煮えのご飯を食べる羽目に・・・。
もう一つ・・・1時間ほどですが、猛烈な突風が断続的に吹きました。台風の影響でしょうか。テントが飛ばされそうになり、付属のペグを13本を全て打ちました。こんなのは初めてです。
しかし、その風のせいか、夜半は満天の星空に感激するのでした。

さあ、明日もたくさん走るぞ~!



スポンサーサイト
Guide
  •  …この記事と同じカテゴリの前後記事へのページナビ
  •  …この記事の前後に投稿された記事へのページナビ
 

~ Comment ~

NoTitle

こんばんは

あれだけの災害だったので、中々元通りって訳には
行かないですね・・・想像は付きますけど、本当の姿は
あまり見れませんので勉強になりました・・・
この問題だけではなく、様々な問題を抱えている日本は
何処に向かうんですかね・・・
って暗いばかりではだめなので、続き楽しみにしてます。

Rockyさん、こんにちは。
人間が住めなくなっちゃった場所があるというのに、その様子がほとんどほとんど報じられないのは、不気味な感じがします。
ツーリングルートとしても、いいところだったと思うのですが。
  ※コメントの編集用
  シークレットコメントにする (管理者のみ表示)

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

MENU anime_down3.gif

同じカテゴリの記事が一覧表示されます
同じタグの記事が一覧表示されます
更新月別の記事が一覧表示されます
キーワードで記事を検索